公務員の仕事時間は朝8時から午後4時までです。お昼を含めて、ちょうど8時間です。ハンサムさんは言っていた4時半は多分30分が彼の義務残業かもしれません。
大事なポジションについている幹部らが8時間もオフィスにじっと座って仕事している人はどれほどいるか分かりません。昼から酒を飲み始めたり、午後からマージャンをはじめたりすることは普通でしょう。
24日のお昼にハンサムさんに電話しました、「董翠ですが、用事は無いですけど、電話したかっただけです。」ハンサムさんは笑いました。「分かった、上司に聞いてみますね。」ハンサムさんの昼休みは11時半から13時までです。忙しいときはできないでしょう。
午後2時に、ハンサムさんから電話が来ました。「許可ができました、取りに来てください。」「ハンサムさん、本当にハンサムだよ」と電話を切って、実家に帰る準備しておいて、管理局に向いました。
ハンサムさんの部屋に入ったら、ハンサムさんは居なくて、他の同僚はにこにこして「戸籍はこんな早く許可するのは初めてですよ。」とみんなもどこかで不思議に思っているかもしれません。ハンサムさんは部屋に入ってきて、許可書(紙一枚)を渡してくれました。
「どういうふうにお礼を言えばいいか分かりませんが、また機会があればお会いしましょう。」とその瞬間、心から本当に感謝の気持ちを沸いてきました。
その足で地元への5時のバスに乗りもみました。今は高速道路などの道路の整備はかなり進んだおかげで、地元から大連までの距離が短くなり、バスも暖房と冷房が付いて、乗り心地もよくなり、地元に帰るにはそんな苦になりませんが、3ヶ月の咳が止まらなくて、この移動はさすがにきつく感じました。戸籍は実家に戻すために、地元で手続きをしなければなりません。
このあたりは海岸地域なので、すでに「特別区」と企画されたため、戸籍を凍結されて、出入りは出来ないそうです。中の人と結婚しても、戸籍が入ってこられないそうです。うわさでは4、5年ぐらい経てば、政府に徴収されることになります。大連の周辺の工場はこちらに引っ越すそうです。汚染地域になると、誰も住めなくなるでしょう。
住民の家や周りの木などは全部買ってくれる以外は、一つの戸籍当たり、20万何万元約300万円ぐらいのお金を配給されるそうです。地元から大連まで間に海を渡って、橋を作るために、周辺の海鮮養殖場を全部ストップされて、代金を払われたそうです。それは億単位のものだそうです
今年の春から、地元の人たちは、できるだけのところで、建物を建てたり、木を植えたりすることに忙しかったそうです。政府の弁償を待っています。こんな時に私の戸籍を許可してくれました。夜7時に実家に着きました。
次の日25日の8時に地元の公安部に入りました。
地方になるほどこのような手続きが難しくなります。
担当者のじめじめさん(彼のイメージからあだ名をつけた)は資料を見ながら、「出来るだけ早くやりたいですが、ネットが壊れて、市の公安部のパソコンにつながらなくなりました。沢山の人も待っています。」
「局長と連絡を取りたいです、電話番号を教えてくれませんか。」(局長は不在でした)
「あんたはこの町で有名な女性でしたね、今固定資産を沢山持っているらしいね、いいえ、いいえ、否定しなくてもいいから、取らないよ。」この町のうわさです。
外国に出るとみんな大金持ちになると信じています。私は銀行強盗のために日本行ったじゃないですよ。父はよく町の人に問い詰めてられて、否定しなくなるそうです。
この人と話にはなりません。「どうやって局長と連絡を取れますか?」彼は知らん顔で中に姿を消しました。
これはわざと待たせて、賄賂がほしい技です。
私は向かい側のビルに入りました。この町の政府のビルです。助けてもらえる昔の仲間同士が誰か残っていないと探しました。幸い書記になった一人の友達がいました。書記の部屋に直入しました。この方は昔から真面目で、大人しいです。このような方はこの町に残ってくれて、心の救いを感じます。
書記に局長に電話してもらってから、私からもう一度電話をして事情を説明しました。「急ぐので、ネットは早く復帰できませんか、あるいは他にいい方法はありませんか。」と聞きました。「手配します、返事を待ってください。」と答えてくれました。
すぐにじめじめさんから書記に電話が入ってきて、「書記の友達なんてどうして早く言わなかったですか、今すぐ伺います。」と言いました。書記は直接に公安部を管理し、彼達の成績評価もしています。
じめじめさんは入ってきたら、「ネットが壊れて、昨日も報告していたのに、直してくれなかったよ。このようなことは私たちの部下が出来ることじゃないのよ・・・」と上司の文句連発でした。
「書記のためでも、今日は必ずやります。頭が地面に落ちてもやります。(中国の諺)ところで、書記は市の教育部に知り合いはいませんか、後で姪の進学の件でサインにしてもらいに行かなければなりません・・・・・」
話が聞くほど腹が立ちました。十年何年ぶりに再会した友達にこんな迷惑を・・・けれども、この友達はいなければ、今日のことは本当にどうなるか分かりません。
じめじめさんはいなくなってから「書記の前でこんな大胆に?この人を首に出来ませんか?」「彼は正式の公務員だから、私たちは首にする権利はありません、遠くに飛ばしたり、移動したりは出来ます。また上司も悪いからね。」これは共産党の公務員のシステムです。
じめじめさんは地元の人間ではありません、何処から飛ばされてきたものです。
結局一番早い方法は、隣の町で入力することにしました。次回お楽しみに!