2011.12.13 チャイナリニア 品川中国語教室の生徒の作文――火薬樽 (火药桶)
不论你是不是有意识,我们心中都有个火药桶,这是作家吉行淳之介写的。一个火
花就可点燃这个火药桶,这个反应是“一见钟情” 。对于这个火药桶来说,近年来男人这
个火药桶好像有点儿潮湿。
据国立社会保障人口问题机关的调查,18岁到34岁男人61%“ 没有女朋友”。
比5年前增加了9%.,首次超过了60%。并且,说“没有女朋友”的50%男人冷静地说,
“ 不想要女朋友 ”。
吉行的爱情论上他说,如果一旦被点燃了,男人总是好像有点儿笨。接着他举例
说明一个男人在街上碰见一个美丽的女人,他不由得跟着她的后面走到车站,这本来是好事,可是面对她他竟然面红耳赤地问“ 车站在哪儿?”。看来,最近的年轻人不喜欢难堪的场面。可是不用担心,这个陈旧、有点儿笨的男人
终于成功得邀请她去散步,而且跟她结成了圆满家庭。也就是说,没有男朋友的单身女人
比5年前增加了5%达到50%之多。
可能是我多管闲事吧,抱着火药桶相互点燃爱情的火花绝对不是难堪的事情。
日本経済新聞 11/30 春秋欄 日経新聞 (11/30) 春秋欄
人は意識しているにせよ無意識にせよ、火薬樽を持ち歩いている。そう書いたのは
作家の吉行淳之介である。一つの火花によって火薬樽が点火される。この反応即ち“一目惚れ” と言う話なのだが、昨今の樽の中、特に男の方の火薬が湿気ているようだ。
国立社会保障人口問題研究所が独身者の男女付き合いについて調べると、18歳~
34歳の男性の61%が“交際している異性はいない”と答えた。5年前に比べると9ポイント
も増え、初めて6割を超えたそうだ。しかも、彼女のいない男性の半数近くが“交際を望んでいない”と冷めている。
町で一目見た女性にハッとうたれ、自分を抑えられない。駅前まで後をつけ、“あのう一寸伺いますが”と声を掛けたはいいが、女性を前に上気狼狽、出て来た言葉が“駅は何処でしょうか?”。そんな実話を恋愛論で取り上げ、樽に火がつくと男は総じて不器用になると吉行は解説している。
今の若者はぶざまに見られるのが嫌らしい。でも大丈夫。古風な不器用男は駅前からきびすを返しての散歩に成功し、やがて円満な家庭を築いたという。ちなみに、彼氏のいない独身女性は5年前より5ポイント増えて50%。
お節介を言うが、樽を抱えて火花を散らしあう事は、決してぶざまには見えない。
以上
篠原