2011.12.12 中国のチベットの旅行の感想文
中国語を夫婦で勉強して約一年、主人の勤続15年の休暇を利用してチベットに行ってまいりました。
独自の言語を持つチベットへの旅行であること、現地では英語ガイドを手配していたことから、今回は中国語はあまり使う機会はないかなと思っていたのですが、終わってみれば中国語フル稼働の旅となりました。
まず、チベット鉄道の入口、西寧市の空港に到着した時のこと。夜12時到着の最終便だったため現地の旅行会社に送迎を頼んでいたのですが、一向に迎えが来ません。空港を閉める役目の警官に話しかけられたのですが、国内線専用空港のため、英語はまったく通じず、会話はすべて中国語。旅行会社の人を待っていることを伝え、警官の人が何回も旅行社に電話してくれて事なきを得ましたが(迎えの車は交通事故に遭っていました)、電話は通じたのか、迎えの車は今どこにいるのか、後どのくらいで来れるのか・・・と、中国語が分からなければ最低限必要な情報も聞けないところでした。迎えが来るまでの所要時間は40分以上。状況が把握できずに不安を抱えたまま深夜の空港で過ご すことにならなくて、本当によかったと思いました。
その後、無事迎えが来て、翌日にはチベット鉄道に乗り、なんとか首都ラサに到着。ラサのガイドとも難なく出会えたのですが、今度は主人が高山病でダウン。相談の末、数日様子をみて主人が元気になってから本格的に観光するということで、到着後の1~2日は一人でラサ市内自由行動となってしまいました。ラサも観光地化しているとはいえ、観光客の多くは中国人。英語を話せる人は稀で、外国人(観光客)とみられれば中国語で話しかけられることがほとんどでした。主人に頼まれた買い物、広場でのお土産の物色、日本への国際電話など、いろいろなところで習ったばかりの中国語をフル活用しましたが、個人的に一番嬉しかったのはすんなりライターが買えたこと。喫煙者である主人 に頼まれて買いに行ったのですが、自分はライターなどほとんど使わないので、中国語の「ライター」という単語は全く知りませんでした。前に蕫先生に勧められた「旅の中国語会話BOOK」で「ライター」の中国語「打火机」の発音とピンインを確認、念のため漢字を書いた紙も持って商店に行ったのですが、「有打火机吗?(ライターはありますか?)」という質問に「有(ありますよ)」とあっさりとライターを出してもらえました。やりとり自体は簡単なものでしたが、「自分の知らない単語でもピンインさえ分かれば話して通じる」という経験ができたことが大きな自信となりました。
もちろん、もっと語学力があればなあと思うこともたくさんありました。けど、中国語が使われている地域に旅行に行くのは八月の成都に続いて二度目、前回と比べて自分が少しずつ会話できるようになっていることを感じました。教室で習ったことが実際に使えた時は本当にうれしい!し、実際に使うことで、習ったことが身についていくような気がします。週一回一時間ペアレッスンののんびり学習者ですが、次の機会までには是非もう一段レベルアップしたいものです!
こうした地域に旅行に行く度、本当に蕫先生には感謝してます。大谢!
青柳
2011年12月12日