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2011.11.13 笛ちゃん③ 2011年1月23日

笛ちゃんの担任先生のことですが、彼女は南京の方です。

中国では学校の先生という職業は特に人気です。男性は恋人を探す

ことにも人気な条件だそうです。

学校の先生は仕事として安定だし、社会地位もあります。給料は

そこそこですが、仕事以外の収入は多いです。学校以外の時間で

補講だけですごい収入になるそうです。保護者から大事にされています。

将来の自分の子供の教育にも役に立つでしょう・・・

保護者は自分の子がお世話になっている先生にプレゼントしたり

お金をあげたりするのは普通です。

妹はカバンを買って彼女に渡すきっかけで、親しくなったのです。

学校の運動会で彼女は下顎に怪我をしてしまって、ご飯をためられなくて、

一週間ずっとミルクしていましたが、お医者さんに「このままにすすれば、

栄養しつちょうになると、傷も治らない」と終われました。

そばに家族や親戚もいない彼女は妹を思い出して、

「スープを作ってくれないか」と頼みました。

妹は彼女を家まで連れてきて、看病していました。

それから、週末になると、行くところは無い彼女はよく笛ちゃんと一緒に

妹の家に来て、ついでに笛ちゃんの勉強も補講してくれるそうです。

これも笛ちゃんの一つのストレスかもしれません。

こういうことで、学校でも家でも笛ちゃんの自由はなくなったのです。

けれどもこれ以外のいい方法もなさそうです。

日曜日の午後夫婦を揃って、笛ちゃんと一緒に買い物に出かけました。

帰ってきたら、笛ちゃんはすでに機嫌がよくなって、喜んで

買ってきたばかりの服を試着しています。

700元ぐらいのジンズで韓国のブランドで中国ではやっています。

笛ちゃんの周りはみんなもっているそうです。これはお正月のために

買ったそうです。

お正月に必ず新しい服を着るのは昔からの習慣です。

私は笛ちゃんを小さいころのように抱いて、脚に座らせます。

厳しく教育した後に、優しくしてあげないといけないです。

「笛ちゃんは周りと比べるとずっといい子だとわかっています。

けれども、みんな新型の電話を持っているから、みんなのような

ブランドを着ているから、自分も持てなければならないように

流されてはいけません。表だけのきらきらのようなもの眼を

くらんではいけませんよ。悪い影響をされそうなくだらない関係を

きっぱりきることです。友達なら大学に入ってからいくらでも作れるし、

おしゃれなら、大人になってから、いくらでも出来ます。

後3年間、勉強だけに集中して、大学に受かるかどうか、考えないで、

目の前にことを精一杯やり遂げれば、結果はどうであれ、

その後は後悔はしません。大学に入ったら、ご褒美として、

日本に招待します。あとは勉強には方法が必要です・・・・・」

 

私達には日本のように「褒めて育つ」ことはありません。

たたかれて育てられました。

よく出来ていると思ってくれても、褒めないように

「まだです、もっと頑張れ」と昔からよくある教育です。

日本の教育の現場を見たことはありませんが、テレビでよく「褒めて育つ」と

聴いていますが、私はいつも疑問を持っています。

よく出来たときにちゃんと褒めていいですが、よく出来なくても

褒めてあげれば、どうなるでしょう。

現実を背けさせるではないでしょうか。社会はそんな甘くありません。

いくつになっても、何処に行っても、誰でも優しく褒めてくれるわけ

ありません。小さいころから挫折感をよく味わってもらったほうが

丈夫に育つではないでしょうか。

また周りに流されないことはとても大事だと私は思っています。

日本のいじめ現象は日本の文化の産物だと思っています。

なんでも集団で行動して、仲間に外されると怖いからです。

仲間に外されないようにいじめ側に従う子供はどのぐらい

いるでしょう。

そんな善悪さえ分別できない仲間に外されたらそんな寂しいでしょうか。

保護者の教育や学校の教育は本当のポイントに外れていませんか。

人の弱みを突っ込んで、大勢の人がたった1人をいじめるなんて、

どれほど卑怯なことか、私は担任先生ならあるいは校長先生なら

毎日念仏のように、叩き込みます。

またいじめられると転校させる親はいます。それは問題を解決する

方法じゃないと思います。一度逃げさせると、子供の心は永遠にその

挫折感から立ち直らないです。一度転校すると二度、三度にもなります。

どうしてでしょう、単なるいじめから逃げるだけではなく、

人生の全ての困難から逃げがちになりそうです。

いかにそのいじめと立ち向かって、逆転させるか、親の責任だし、

子供にとって試練のチャンスではないでしょうか。(日本が平和すぎるから)

・・・・・・

次の日曜日、私は日本に帰るため、土曜日の夜に例の健康センターに

泊るつもりで、妹も笛ちゃんを迎えて、健康センターにつれてきました。

マッサージの部屋で、笛ちゃんは別れの挨拶にきてくれました。

笛ちゃんの手を握って「どうなっていますか、携帯電話を貰いましたか。」

「まだです。期末テストの成績を見ると言われました。」

「じゃあ頑張るしかないですね、いい成績を出すように頑張ってね。」

「うん・・・」

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