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2011.11.13 初 恋④2011年3月3日

「このまま消えたのではないかと思っているんじゃないですか。今杭州に

います。週末に日本に帰ります。とりあえず国内の携帯番号を教えます。

電話したいときにしてください。」彼は言いました。

それから毎日必ず1回ぐらい電話をしてくれました。

彼は日本に帰ってから、三日間後、電話をかけてくれました。

「どこどこの銀行に董さんの名で10万円を振り込みました。

取りに行ってください。」と言いました。

その時私は銀行口座さえも持っていませんでした。

どうやって振り込んできたか分かりませんでした。

私は会社の社長の秘書を誘って、一緒に銀行に行きました。

(1人で手続きが分からないから)

今は円高だとみんな思っているでしょう。

あの時もっと高かった。10万円なら今は8000元までぎりぎりですが、

あの時、1万元以上になりました。

私は1万元と何百元のおつりまで両替したのを覚えています。

その時国の政策で田舎では「万元戸」を目指すというスローガンで、

一年の収入は1万元まで頑張ろうということでした。

 私は一夜で「万元戸」になりました。

これで本当に学校に行けるんだ、夢じゃない、現実になったんだと

急にあの占い師の話を思い出して、「なんて分かるの?」

と聞いてみたかったですが、しかしそれから一度も占い師の姿を

見かけませんでした。

あの占いはただ偶然なのか、運命的なのか、今も分かりません。

私はまず向ったのは大連の外国語学院です。

そこの日本語学科は有名です。

ちょうど社会人向けのクラスがあるので、そこに決めました。

会社を辞めて、会社の寮から出来て、学校の近くでみんなと一緒に

部屋を借りて、人生の新たなスタートを始めました。

彼は毎日日本から電話をかけてきました。

学校を通る途中に公衆電話がありました。

一日必ず1回ぐらい朝か昼かそこで彼の電話を待っていました。

彼は朝ごはんの後か、お昼の時間を利用して公衆電話でかけてくれました。

私は「日本に行きたい」と言い出しました。

彼は「日本はよくないよ、女性は水商売、男性は肉体労働しかないです。

みんな中国に帰ったら、本当のことは誰も言わないだけです。それで私も

そろそろ中国に戻るし・・・」と言いました。

私を説得するために、彼は日本から「東京にいる上海人」という本を

送ってくれました。

私は一気に読み終えました。主人公はあんまり悲惨で、全体的に

暗いイメージしかありません。

日本はこれほど水商売が氾濫している国なんですか、

一体どういう国でしょう。

世間を知らない私は一時的にがっかりしました。

(けれども事実上でも水商売は一つ産業として日本ほど盛んでいる国は

あるかな・・・・)

それほど開放されない中国人にとって、水商売は売春婦に

近いものでした。人に知られてはいけないことでした。

一番早い時期に日本にやってきたのは上海人です。

みんなともかくとして、綺麗に変身して、いかに成功者の

身振りして、中国に帰るときれいごとしか語らなかったのです。

あの時代大抵上海人は東京へ、北京人はニューヨークへ行くそうです。

だから「北京人はニューヨークにいる」と「東京にいる上海人」

という本や映画まで誕生しました。

一ケ月ぐらい経つと、ある日彼は、「来月上海に行くから、董さんも上海に

きてください、お誕生をお祝いします。」

中国人の誕生日はお正月と同じ旧暦で計算しましたが。

10月15日の新暦は彼は計算して、変更してくれました。

私は行く前に、一旦実家に帰って、一応両親に報告しないと・・・

「明後日上海に行くの。」

「上海?」父が驚きました。あの時私達にとって、上海も外国みたいな物です。

「どうやって?」

「飛行機で。」

「飛行機?」父はもっと驚きました。

そこまででした。これ以上父も母も何にも聞かなくなりました。

父の祖先から、その時まで飛行機に乗る人間はいませんでした。

私は初めてだそうです。

小さいごろから正直で頑固な私は有名です。

私は言っていることをみんな信じます。私はやっていることは

両親は何にも干渉しません。だからやり放題だったし、

ほたらかされてもいました。

すぐの下の妹はちょうど逆で、ピンチのときにいつも「お姐さんが

言ってくれれば、みんな信じるから、助けて・・・」って

この通り私は始めて飛行機に乗って上海に飛びました。

汽車も船も乗ったことはない私はそれからずっと飛行機です。

2011年3月3日

 


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