2011.11.13 公家的①(2010年12月13日)
中国語を少し習っているからなら、「公家的」の意味は分かるでしょう。
反対は「私人的」です。
大きく言えば、国や役所や国営企業などは「公家的」になり
ます。反対個人企業などは「私人的」になります。
小さく言えば個人企業は「公家的」になり、そこで働いてい
る人たちは「私人的」とは言えます。
日本の場合は、お客さんに対して、自分はイコール会社です。
しかし中国人はいつも会社は会社、自分は自分だという意識が
強いです。よく聴いたせりふは何かがあったとき
「別にこのお金は私のポケットに入っているわけではないし・・・」
今回大連でDVDの製作に当たって、久しぶりにこの話はまた耳に
入ってきました。担当者の女性の方Gさんは、はじめに打ち合わ
せたあと、一緒に食事をしたとき、(私は小馳走しました。)
「見積もりは安心して、私は公家的ですから・・・・」
このスタジオは個人のものです。彼女にとっては「公家的」ですよね。
食事前に彼女は日本のビディオカメラがほしいと言っていました。
その時どういう意味かまだぼけていた私はその意味を正しく理解
できませんでした。
このような流れなら見積もりを見なければ、どうすればいいか
分かりません。だてビディオカメラはいくらか私も分かりません。
どのぐらい安くしてくれれば、私はビディオカメラをプレゼント
できるか分かりません。
二日後、彼女から電話がありました。「見積もりできましたが、
撮影は来週の水曜日に入らないと、準備は出来ません・・・」
それで最後に値段を言いました。
最初に彼女が予測したくれた値段よりはるかに上回っています。
決まっている値段や基準は無いので、全て彼女の口で決めてし
まうのです。(一度書ききれないので、次回に)