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2011.11.13 マイケル・サンデル①2011年4月18日

 

土曜日の夜テレビをつけたら、この番組でした。

 

見ていた方は少なくないでしょう 

 

以前からあった番組なのか分かりませんが、私は初めて見ました。

 

サンデル教授が(何処の教授か分かりません)テレビを通して今回の

 

日本の地震について、ハーバート大学と上海の復旦大学と東京大学の学生

 

に同時に討論講義を行うことです。

 

画面には同時に三ヶ国の学生の画面が現れました。

 

三つの会場は違う文化と環境によって違う背景が映し出されたように

 

私にはそういうふうに見えていました。

 

先進国と途上国の違いは見た目で一目瞭然です。

 

日本とアメリカの学生は姿勢もよくきちんと座り、洗練された雰囲気です。

 

一方、復旦大学の学生達は、少し厚着を着て、マフラを首に巻いて、

 

髪の毛がパサパサで、いかに原子力発電の恩恵をまだ受けていないように

 

見えました。多分室内温度は上海が一番寒いのではないかと思います。

 

15年前に通っていた、室内と外の温度が同じだった復旦大学の様子が思い出されました。

 

今はきっと学校の環境や学生のファッションなどは変わったはずですが、

 

東京を見慣れている私の感覚では、15年前のままの雰囲気でした。

 

さらに、日本とアメリカの学生はテレビを見ながら、「レッスン」を

 

受けていたと思う一方、上海のほうはもしかしたら、テレビを見ないままに

 

「レッスン」を受けていたではないかと思っています。

 

上海の学生はみんなの目線が床に向いたまましゃべっていたからです。

 

今の復旦大学にはこのぐらいの設備はないかなと不思議に思っています。

 

日本側には大学生以外には、女優とテレビショッピングの社長や

 

作家も参加していました。

 

講義の内容はいくつかの論点を分けて討論を進めていました。

 

全部覚えていませんが、今回の地震では日本人の混乱せずに、

 

秩序を保ち強盗や略奪などを起していない行為は世界を驚かせました。

 

この美徳についての討論からはじめました。

 

また原子炉の作業員たちの犠牲行為は何のためなのかなどなど・・・・

 

ここでは私は話したいのは講義の内容ではありません。

 

上海の学生はみんな英語で対応していました。

 

おしゃれな洋服や化粧や洗練された環境も無いけど、流暢な英語力を持っています。

 

最初は原子炉の作業員の犠牲行為について、「この行為について、

 

中国人は理解できます。人のために自分を犠牲にする人は中国では昔からとても高い

 

評価されてきたし、これまで国のために犠牲になる人も沢山います・・・・

 

」というような上海の学生の答えにはサンデル教授はとても反感を持ったように

 

「政治的な話はやめまましょう」と止めました。

 

私から見れば上海の学生は意識的に何を言おうとしているわけではありません。

 

中国では共産党の教育の一つ手段に一貫してとは言え、国のために

 

人のために犠牲になる行為は人に尊敬され、賛美されるという社会風土があります。

 

その学生は外から中国人はどういうふうに見られているか当然分かりません。

 

(外の人間は中国人が自分を綺麗に思うほど綺麗に見ていませんから。)

 

サンデル教授は中国人のみっともないところしか

 

見えていないのは当然でありおかしくはありません。

 

そこに行き違いはありました。

 

一つ言えるのは、中国人学生はアメリカ人と日本人のように中国人の

 

悪いところを絶対言えないはずです。

 

この講義では何を言うべきかを誰かに注意されることではなく、

 

中国人は素直に自分の悪いところを認めない資質を持っているからです。

 

人には言われたくないし、自らも反省はあまりしません。

 

自分のよくないところを人に平気に話せません。(メンツかも?)

 

つまり「私のお母さんが地面に痰を吐いたら、私は注意すればいいです、

 

人には言われたくない」15年前に中国のテレビで聞いた台詞のような

 

ものです。

 

また私は「大連の税関との喧嘩」の配信中には税関の方が最後に言われた台詞の

 

「貴方の教育はいらない。」と

 

平和ノーベル賞の劉さんの事件での、中国の対応の仕方も「貴方達は少数です!」や

 

「孔子平和賞」の設立などの外部からの批判に強く反発する行為なども

 

実は同じことを物語っています。

 

こういう説明で、理解いただけますか。

 

こんな長くなると思っていませんでしたが、次回へ続けましょう。

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