2011.11.13 大連海関との喧嘩②(2011年1月5日)
国の機関の制服を着て喧嘩されるのは初めてではありません。
私は動じせずに彼に向って「何?喧嘩したいの?その制服でこの大勢の
お客さんの前で?これ以上笑わせないでよ」
私はもう10年前に、パスポートをなくしたため大連の公安部で泣き
崩れて、それでも公安部の制服を着ている女性の幹部に“堂々と”
みんなの前で喧嘩されたあの時の小娘じゃなくなりました。時代も
変わって来たし。
「公安部なら私を拘束も出来るけど、残念です。罪をかぶせたら、
もうあなた達の手から逃げられなくなるでしょう・・・」
「そんなことをしないよ。」リーダーが言いました」
「照合」が終わったようで、彼は私のパスポートをもって、さっきの
女性と喧嘩したところで手続きを済んで渡してくれました。
「仕事は無い人は沢山いるのよ、やりたくなければ、帰らせたほう
がいいじゃないですか。」と言ってから、安全検査のほうに行こうと思うと、
リーダーは「ちょっと待ってちょっと待って戻ってきて・・」
「何?終わっていないの?」
彼は私のパスポートを力強く引っ張って、「一言だけを言いときます。
あなたの教育はいりません。」
と私を何も言わせないように、言い残して、「勝利」の姿で事務室の
ほうに向いました。
私は安全検査のほうに向って、この通りに日本に帰ってきました。
中国人は絶対言葉では負けないようにはします。沈黙すると負けると
同じだと思われます。海官もお客さんととことん勝負します。
今回のDVDの件で前後一ヶ月ぐらい大連の生活は、そもそも
持っている言葉の能力は大分鍛えられたようです。
海関は一つの都市の的口です。海官から態度と表情から、一つの都市の
風貌を臨むことは出来ます。
大連の海官は、いつも厳しい表情して、威厳がたっぷりです。
まるで自分はどれほど偉いか、他人が知らないようです。
しかし深センに行くと、雰囲気が全然変わります。
みんなソフトで笑顔を見せます。
大連は沿海都市といっても、私から見れば人間の素質と意識はかなり
遅れている都市です。
2011年1月5日